斎藤知事のXフォロワー減少が示すもの|斎藤知事のSNSデータから見える支持構造の変化
斎藤知事のX(旧Twitter)フォロワー数は、2026年に入り4カ月連続で減少している。
特に3月以降は減少幅が拡大しており、一時的な変動ではなく、一定の傾向が見て取れる。
本稿では、このフォロワー減少を単なる「人気の低下」としてではなく、支持構造の変化という観点から整理する。
目次
フォロワー数の推移から見える変化
まず、データを確認する。
- 2024年10月:大幅減少(約17万人減)
- 2024年12月:急回復(+13万人)
- 2025年:ほぼ横ばい
- 2026年:4カ月連続減少(減少幅拡大)
この動きは、単なる人気の上下ではなく、
👉「期待で集まり、現実で評価されるフェーズへの移行」
を示している。変革に期待していた人たちが、全く説明も無い状態に失望し始めていると思われます。

| 2024年 | 2025年 | 2026年 | ||||||||||
| 7月 | 10月 | 11月 | 12月 | 2月 | 6月 | 8月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
| 斎藤知事Xフォロワー数 | 292000 | 116300 | 142900 | 275300 | 273600 | 273500 | 278100 | 293000 | 292944 | 292219 | 291892 | 290274 |
| 増減 | -175700 | 26600 | 132400 | -1700 | -100 | 4600 | 14900 | -56 | -725 | -327 | -1618 |
フェーズの転換|「発言」から「実務」へ
初期のフォロワー増減は、
- 政治的対立
- 発言のインパクト(立花孝志のデマ情報も含む)
- 話題性
といった要素に強く影響されていたと考えられる。
しかし現在は、
- 財政運営(起債許可団体への転落)
- 公益通報問題
- 第三者委員会の評価
といった実務的な判断が評価対象となっている。
つまり、
👉「何を言うか」から「何をしているか」への評価軸の変化
が起きている。
2024年の知事選挙は立花孝志のデマの拡散も手伝って、「斎藤知事は悪くない」と言う評価と改革への期待感から支持を集め、フォロワーも増えたものと思いますが、起債許可団体への転落や第三者委員会の評価に対して、県民に分かるような説明が全く無いことや、具体的な行動が無く「逃げている」と受け止められていることが響いていると思います。
最大の要因は「説明不足」
2026年の減少推移を見ると、
- 1月:-56(ほぼ横ばい)
- 2月:-725
- 3月:-327
- 4月:-1618(最大)
となっており、重要局面ほど減少幅が拡大している。
これは、
👉「情報を求めてフォローした層が、説明不足により離脱している」
可能性を示している。
政治家のSNSフォローは、
- 支持の表明だけではなく
- 判断材料の取得
という側面が強い。
そのため、
👉説明が無い=フォローする理由が無くなる
という構造がある。
この1ケ月で増加しているフォロワーの減少は、恐らく明確に不支持になった層と、反斎藤との対立を見ているのに疲れた層だと思います。
フォローを外した人は、説明責任を果たさず、ほぼ自撮り投稿を繰り返す斎藤知事に「もう追う程の価値も信頼も感じない」と判断していると思われます。
見落とされがちな要因|支持者の発信
もう一つ重要なのが、支持者側の発信である。
- 第三者委員会を無視して良い
- 一般感覚から乖離した主張
といった言説は、
👉コア支持層を強化する一方で、中間層を遠ざける
傾向がある。
政治における支持構造は、
- コア支持層
- 反対層
- 中間層
で成り立つが、
フォロワー減少の多くは
👉「中間層の静かな離脱」
として現れる。
「第三者委員会は、ただの意見なので、無視しても良い」と言う発言は、第三者委員会の報告書提出前に辞職した福井県知事やビッグモーター、フジテレビの経営陣の退陣などから見える第三者委員会の重みと言う、一般常識からはかけ離れていて、本当に「第三者委員会は、ただの意見なので、無視しても良い」と言うのなら、福井県知事に対しても「辞職しなくても良い」と何故発言しないのかと言う疑問と不信感に繋がっています。
「炎上」ではなく「静かな信頼低下」
今回の特徴は、
- 急激な減少ではない
- 毎月少しずつ減少
- 減少幅が徐々に拡大
という点にある。
これは典型的に、
👉炎上ではなく、信頼の持続的低下
を意味する。
言い換えれば、
👉「期待の消失」
である。
改革を期待して投票した支持者が、その期待を裏切られてフォローを外していると考えるのが普通だと思います。
説明責任の本質とは何か
ここで重要なのは、
説明責任とは単に
- 正しいことを言う
ことではなく、
👉「判断材料を提供すること」
であるという点である。
たとえ批判を受ける内容であっても、
- なぜそう判断したのか
- 他の選択肢は何だったのか
が示されなければ、有権者は判断できない。
結果として、
👉「分からないから離れる」
という行動につながる。
公益通報者保護法違反の可能性を事実認定した第三者委員会の報告書に対して、「適正適切適法」と言うだけでは無く、どの法律の何条をどのように解釈して、事実関係も含めて適法と言う説明がなされないと、離脱は続くと思います。
今後の分岐
現在の流れは明らかに次の2択に向かっている。
①説明を強化する
→ 減少は止まり、再評価が始まる
②説明を行わない
→ 緩やかな減少が継続
現状のデータから見る限り、
👉後者の傾向が続いている
と言える。
まとめ|問われているのは「姿勢」
フォロワー数の減少は、単なる人気の問題ではない。
それは、
👉「説明しないことに対する評価」
であり、
👉「政治家としての姿勢への評価」
でもある。
支持する・しないに関わらず、
有権者が求めているのは
- 完璧な判断ではなく
- 判断のプロセスの可視化
である。
そしてその不足こそが、
今回の「静かな離脱」として表れているのではないだろうか。
兵庫県のエンゲージメント調査でも、「首長に対する信頼」が最も低く、組織の弱みと指摘されていました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202603/0020140285.shtml(出典:神戸新聞 2026年3月19日)
また、服部副知事の退任会見でも「一般職の気持ちを代弁すると、知事からもう少しはっきりとご説明いただければ、例えば(県議会の)常任委員会などで答弁する一般職員への批判的な意見を抑えることにつながるのではないか」と斎藤知事の説明の問題が指摘されていました。
https://www.asahi.com/articles/ASV3032MRV30PIHB010M.html(出典:朝日新聞 2026年3月31日)
斎藤知事が定例会見でも議会でも説明しない姿勢を続け、その先にいる県民に対する説明責任を果たさない姿勢を貫き、それを擁護するような、県民の常識からかけ離れた斎藤支持者の姿勢も相まってフォロワーの減少が続いていると思います。
どこの司法機関が違反認定したのでしょうか
— 五条祐介 (@2aMGjdgbGYf2pdM) March 31, 2026
エビデンスをどうぞ
まさかなんの資格も権限も持たないどこかの委員会が発信したひとつ意見が根拠ではないでしょ
では司法機関名をどうぞ https://t.co/EWnJA4Ezz2
上記のような有識者による中立的な立場の評価を真っ向から否定する発言が繰り返されていることが、フォロワーの違和感を強めていると思います。この発言は、斎藤知事を擁護するだけで、見えているのは斎藤知事だけで、県民にとって安心安全は全く眼中に無いと思います。
強固な斎藤支持者はフォローを続けると思いますが、強い支持者では無い人たちが今後どれだけ離脱して行くのか注目したいと思います。
兵庫県のコアな支持者はどれくらい?
現在のXのフォロワー290274人には、県外のフォロワーも含まれていますし、監視や批判目的のフォロワーもいます。
もう一つは「いいね」の数が、以前は1万越えが当たり前でしたが、今は6000台が多く、たまに8000台。稀に2万と言うのもありますが、このいいねの減少は、確実に熱量が低下していると言う表れです。
恐らく、兵庫県のコアな支持層は3万~12万程度まで落ちいると考えます。
フォロワー数では見えない支持の実態|斎藤知事X「いいね数」から読み解く静かな変化
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